2022年5月24日 18:10
行方不明の幼なじみが発見されるもその正体は…SNSでも話題の青春ホラーコミック
ある集落で幼なじみとして育ったよしきと光は、将来に悩み始める高校生。ある日、光が山で行方不明になり、1週間後に戻ってくる。だが、よしきは彼に違和感を覚え、思い切って尋ねる。〈お前やっぱ光ちゃうやろ〉。その答えは――。モクモクれんさんの『光が死んだ夏』は、少年ふたりを軸にした青春ホラーだ。
怖いのに切なくて、共感度高し!新感覚の入れ替わり系青春ホラー。
「光がヒカルになっていたように、もし自分の大切な人が別の何かになり代わっていたとしても、自分だったら、よしきみたいに案外そのまま生活してしまいそうだなと思って。
そんな気持ちを託しています」
ヒカルを見て、〈ノウヌキ様が下りてきとる〉と怯える老婆がいる。村では怪事件が起き始める。一方で、一緒にいたい気持ちを消せないふたりは、できるだけ以前と同じようにつき合おうとするのだが…。
「ヒカルはよしきが大好きですが、それが思慕なのか友情なのかは読者がそれぞれ感じてくれたらいいなと。私は、生まれたてのヒナが最初に見たものを親だと信じてしまうのに近い、さまざまな意味を内包している“好き”なのかなと思っています」
光ではないナニカは、光の姿かたちを模倣し、記憶も引き継いでいるという設定。