くらし情報『初音ミクがブームの火付け役に!? 識者が語る“絵師”の変遷と未来』

2022年6月18日 18:40

初音ミクがブームの火付け役に!? 識者が語る“絵師”の変遷と未来

初音ミクがブームの火付け役に!? 識者が語る“絵師”の変遷と未来


藤ちょこ「狐の嫁入り」初出:「絵師100人展 12」(2022年4月)©産経新聞社/藤ちょこ

初音ミクがブームの火付け役に!? 識者が語る“絵師”の変遷と未来


高野音彦「まよいみち」初出:「絵師100人展 12」(2022年4月)©産経新聞社/高野音彦

「絵師100人展」には韓国や中国など、海外のファンも来場。「人々を魅了する作品に国境はない」と石坂さんは話す。

「絵を見て感じる“かわいい”“キレイ”“かっこいい”といった感情は世界共通。だからこそ、海外の人にも受け入れられ、その人たちが『もっとこうしよう』と工夫して、逆に日本に影響を及ぼしてくる。例えば昔の日本のキャラクターは、頭が大きくて体が小さいややアンバランスな構図のものが多かったと思いますが、海外のイラストレーターさんはより人間に近い体の構造で描く傾向が強い。それを日本の絵師さんたちも取り入れ、さらに進化してきたのだと思います。今後もこういった交流は広がっていくはず」

絵師の活躍が認められるようになった背景には、こうした文化への偏見がなくなってきたことも作用しているよう。

「『絵師100人展』では中学生以下の入場者も年々増加。
訪れた人の中には『先生のファンで自分も描き始めました』みたいな若者も多い。

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