2022年7月11日 18:10
志尊淳「NODA・MAPに参加するまで、僕、ずっと仕事100%で生きてきたんです」
野田秀樹さんによるNODA・MAP が2019年に発表した『Q』:A Night At The Kabukiは、QUEENの傑作との呼び声の高いアルバム『オペラ座の夜』の楽曲を使い、『ロミオとジュリエット』のふたつの家の対立を源氏と平家の戦いに置き換え、恋人たちのその後を描いた作品。今回、初演のキャストが全員集結しての再演、さらにロンドンと台北での海外公演も決定。主要キャストの志尊淳さんにインタビューしました。
楽しんで作っている姿にプロフェッショナルを感じました。
「NODA・MAPに携わる前は、野田(秀樹)さんが思い描く世界を自分がどれだけ体現できるかを求められるんだろうと思っていたんです。でも入ってみたら、誰もが自由に意見を言い合える雰囲気で、野田さんは舵取り役という感じ。それって自分の意見にこだわらず、作品をよくする方を重視しているということですよね。しかも、全員がそれを楽しんでやっていて、すごいプロフェッショナルを感じました。
すべてが詰まった現場でした」
初演の思い出をそう語った志尊淳さん。野田さんは「違うときは言ってくださるけれど答えは言わない。それでもつねに俳優の味方でいてくれる」