2022年7月10日 09:00
蜷川実花「4万回も心が動いた…」コロナ禍の日本で撮り続けた“希望”の作品
写真家、映画監督として活躍されている蜷川実花さんの個展が東京都庭園美術館で開かれています。開幕に先立ち開かれたプレス内覧会には、蜷川さんも出席。作家のコメントとあわせて、展覧会の様子をご紹介します。
企画展『蜷川実花瞬く光の庭』
【女子的アートナビ】vol. 250
この展覧会では、幅広い分野で世界的に活躍しているアーティスト、蜷川実花さんの写真と映像を展示。コロナ禍の日本各地で、2021年から1年半かけて撮影された植物の写真と映像約80点が紹介されています。
蜷川さんは、これまで木村伊兵衛写真賞をはじめ数々の賞を受賞。日本や台湾、上海など各地で展覧会を開催し、高い評価を得ています。また、映画監督としても多くの作品を手がけ、最新監督作『ホリックxxxHOLiC』も今年4月に公開されました。
4万回も心が動いた…
蜷川実花さん
プレス内覧会に出席された蜷川さんは、「大好きな美術館で個展ができてうれしい」と笑顔でコメント。さらに、次のように述べました。
蜷川さんこの1年半で4万枚の写真を撮りました。特に桜の時期は、何かに取りつかれたかのように撮り続けていました。やはりコロナ禍で社会が揺れて、自分自身も不安定だったのかと思うのですが、自分を保つために写真を撮影した1年半でした。