くらし情報『「日本の方の仕事は正確でした」香港・日本の共同製作で話題の監督が言及』

2022年7月15日 19:00

「日本の方の仕事は正確でした」香港・日本の共同製作で話題の監督が言及

撮影に関していうと、70~80年代の衣装や美術の準備をすることも、俳優ではない彼らにパフォーマンスしてもらうことも、とても難しくて大変でした。とはいえ、それによって映画が豊かになっていくような感じはあったと思います。

一人一人の意志と精神を引き継ぎたい

「日本の方の仕事は正確でした」香港・日本の共同製作で話題の監督が言及


―いっぽうで彼らは政府に目をつけられているような立場に置かれている状況でもあるので、こういった映画に参加するリスクなどもあったのではないかと想像してしまうのですが……。

監督僕自身も、彼らの安全に関してはいろいろと考慮しました。ただ、2019年のデモが終わったあと、彼らが過ごしていたのは何もできない状態の日々。それだけに、「何かやりたい」という思いからこの作品に参加してくれた人がほとんどでした。

もちろんリスクも考えなければいけなかったので、どこまでできるかはそれぞれと相談しながらでしたが、できるだけみんなの思いを尊重しています。今回も日本にこの作品を持ってくることで、彼らに影響を与えてしまうのではないかという心配もありました。
でも、いまは一人一人の意志と精神を引き継ぎたいという思いです。

―監督自身が本作を制作するうえで、当局から制限されたり、圧力をかけられたりしたことはなかったですか?

監督僕が唯一残念だと思っているのは、香港で上映ができないこと。

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