2022年9月2日 19:30
今井美樹「走れるうちは走ったほうがいい」ネガティブな気持ちに囚われない生き方
もっと胸を張って世界に打ち出したほうがいい
―山形の景色など、懐かしさを感じる部分もあったのではないでしょうか。
今井さん思い出したのは、『おもひでぽろぽろ』のなかで、朝早くに紅花摘みをしているシーン。だんだんと周りが朝日に包まれていく様子が描かれているのですが、本作のなかで同じような映像があり、こんなにも忠実に再現していたのかと驚きました。
実際、完成した『おもひでぽろぽろ』を試写で観たとき、そのシーンでは声が上がったほどでしたから。あの一帯でしか見ることができない美しい自然の一部なので、現地で本物を見たらきっと胸がいっぱいになるんだろうなと思いました。―本作をきっかけに、紅花に対する見方が変わる方も増えるのではないかなとも感じました。
今井さん私自身もこれまでに巾着やお守り袋とか、紅花を使った製品を手にしているはずですが、「紅花じゃないかな?」と思うくらいで、その特別さに気がついていませんでした。特に、日本人というのは謙虚なので、宣伝するのが下手ですからね。
大げさにアピールしないまでも、もっと胸を張って世界に向けて打ち出してもいいものだと思っています。
「言わなくてもわかってもらえる」