2022年10月7日 20:00
見津賢「純喫茶でしか味わえない世界観はたまりません」 必ず注文するメニューとは?
扉を開ければそこは、時が巻き戻されたかのようなレトロ空間。そんな、純喫茶の時間の流れに馴染んだ瞬間こそ、ご自愛の最高潮!見津賢さんが純喫茶の魅力を語ります。
止まった時間に馴染んだ自分に、ホッとします。
見津賢さんが純喫茶に興味を持ち始めたきっかけは、祖父との思い出。
「子供の頃から、埼玉に住む祖父がよく、行きつけの喫茶店に連れていってくれました。高校生の頃、久しぶりに祖父の家に行った時に、その喫茶店に行こうと思ったら閉業していて、すごく悲しくて。そこで初めて、純喫茶というものがなくなりつつあることを知り、調べるうちに愛着を持つようになりました」
以来、仕事で訪れた地や、都内でも初めて降り立った駅では、純喫茶を探して行くようになったそう。
「週に3~4軒は訪れていて、都内はもう300軒以上は行きました。
知らない土地でも、この辺にありそう、と嗅覚だけで探すことも多くて、見つけるのは得意ですよ(笑)」
ひとつとして同じ店がない純喫茶こそが、見津さんのご自愛の場。
「外観と内観の雰囲気が違うこともあるので、店に足を踏み入れる瞬間はワクワクします。そして、店内に入ると、せかせかした都会の中にあっても、時間が巻き戻っているような、まるで映画のワンシーンにいるみたいな感覚にさせてくれるんです。