2022年11月3日 19:20
建物もカッコよすぎ…! 重要文化財の名建築で国宝7件も見られる展覧会
日本の宝を守った…!静嘉堂の感動ストーリー
『響きあう名宝―曜変・琳派の輝き―』展示風景
まずは、静嘉堂の歴史をざっくりご紹介。
130年もの歴史をもつ静嘉堂は、岩﨑彌之助 (三菱第二代社長)が創設。その息子、岩﨑小彌太 (三菱第四代社長)がコレクションを拡充し、現在では国宝7件、重要文化財84件を含む多くの古典籍と美術品を所蔵しています。
岩﨑父子は、廃仏毀釈により文化財が海外に流出していくなかで、日本の宝を守るために美術品や古典籍の収集を開始。さらに彌之助は、静嘉堂の創設当初からビジネス街に美術館を建て、作品を多くの国民に見てもらいたいと考えていました。
130年ぶりに創設者の夢が実現した新しい美術館は、まさにビジネス街の中心部にあり、東京駅からも徒歩5分で行くことが可能。丸の内にお勤めの人なら、ランチタイムに立ち寄ることもできそうです。
前期の必見作は、国宝の屛風!
国宝 俵屋宗達 《源氏物語関屋澪標図屛風》澪標図江戸時代・寛永8年(1631)(展示期間10月1日~11月6日)
本展は4章で構成。静嘉堂が誇る名品を見ながら、コレクションの歴史やストーリーも楽しめるようになっています。