2022年11月25日 19:30
ミニスカートで伝説を生んだマリー・クワント…明かされる日本との深い関係【映画】
今回は、その魅力について、こちらの方にお話をうかがってきました。
サディ・フロスト監督
映画監督としてだけでなく、プロデューサー、俳優、ファッション・デザイナー、作家としても活躍しているフロスト監督。マリーから受けている影響や日本との関係、そして働く女性として大切にしていることなどについて、語っていただきました。
―まずは、この企画で監督をしたいと思ったのはなぜですか?
監督もともと私は映画だけでなくファッション業界にも携わっていましたし、1960年代は子どもの頃に見てきた時代でもあったので、よく理解できるテーマであったのは大きかったと思います。そしてもうひとつは、このまま何もしなければマリー・クワントが若い人たちから忘れ去られてしまうかもしれないという危機感があったから。彼女は女性のためにたくさん尽くしてきた人物でもあるので、そのレガシーを残したいと考えました。―監督自身も、マリー・クワントから影響を受けたことはありましたか?
監督当時、私の母がマリー・クワントのような格好をしていたこともあり、私にもそういった服装をさせていたことはありました。ただ、私にとってファッションは自己表現でもあったので、15歳くらいの頃にはパンクの影響を受けて中性的な格好をしていたことも。