くらし情報『「本職は…人間だ!」岡本太郎の強烈なアートと言葉が刺さりまくる『展覧会 岡本太郎』鑑賞レポ』

2022年12月4日 09:00

「本職は…人間だ!」岡本太郎の強烈なアートと言葉が刺さりまくる『展覧会 岡本太郎』鑑賞レポ

作品とぶつかり合う…!

「本職は…人間だ!」岡本太郎の強烈なアートと言葉が刺さりまくる『展覧会 岡本太郎』鑑賞レポ


『展覧会 岡本太郎』展示風景

では、展示の様子をご紹介。

会場の入り口を抜けるとすぐに、強烈な作品群に囲まれます。最初のフロアでは、初期から晩年までの代表作が集められています。

本展を担当された東京都美術館学芸員の藪前知子さんによると、岡本太郎は「常に現在と自分の作品をどうぶつけるか、どう対峙するかと考えていた」とのこと。最初の展示室では、時代やテーマにしばられずに作品が並べられ、作品同士がぶつかり合う構成で順路もありません。まず、ここで岡本太郎の作品との強烈な出合いを味わえます。


パリ時代の謎が明らかに…

「本職は…人間だ!」岡本太郎の強烈なアートと言葉が刺さりまくる『展覧会 岡本太郎』鑑賞レポ


『展覧会 岡本太郎』展示風景

続く第1章からは、時系列に作品が紹介されています。

1929年、家族でヨーロッパに渡った岡本は、その後ひとりでパリに残り芸術家を目指します。大学で学問を学びながら、絵画を制作。しかしドイツ軍がパリに侵攻し、やむなく帰国します。

その後、徴兵されて出征し、終戦後は長安で俘虜生活を送った後、1946年から活動を再開。20代のときにパリで描いた作品は戦時中に焼失していたため、岡本は戦後すぐに自身で再制作しました。

今回の展覧会では、パリ時代の貴重な再制作作品4点すべてを展示。

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