くらし情報『「本職は…人間だ!」岡本太郎の強烈なアートと言葉が刺さりまくる『展覧会 岡本太郎』鑑賞レポ』

2022年12月4日 09:00

「本職は…人間だ!」岡本太郎の強烈なアートと言葉が刺さりまくる『展覧会 岡本太郎』鑑賞レポ

ゆかたやネクタイ、スカーフなど、どれも岡本太郎の作品なのです。《坐ることを拒否する椅子》も、椅子はゆったりくつろぐものではなく、椅子そのものが人間に挑んでくるような雰囲気。椅子は、「戦いの連続である人生のちょっとした休息のためだけのもの」という彼らしいメッセージが込められています。

超有名な作品も登場!

「本職は…人間だ!」岡本太郎の強烈なアートと言葉が刺さりまくる『展覧会 岡本太郎』鑑賞レポ


『展覧会 岡本太郎』展示風景
第5章では、岡本太郎の代表作、《太陽の塔》と《明日の神話》にフォーカス。

日本万国博覧会(大阪万博)のシンボル《太陽の塔》は、1/50サイズの立体作品と内部模型、さらに構想スケッチが展示されています。

いっぽう、《明日の神話》は、渋谷駅コンコースにあるパブリックアートの1/3サイズの下絵。岡本は、この2つの作品を同時並行的に制作していました。

渋谷駅で、《明日の神話》を目にしている方も多いと思いますが、作品に何が描かれているか、テーマまで知っている方は少ないかもしれません。


藪前さんは次のように解説しています。

藪前さん《明日の神話》は、原爆と水爆をめぐる人類の関わりを描いています。人間の進歩に対して警鐘するかのように、ビキニ環礁での水爆実験で被ばくした第五福竜丸や、中心には原爆の火に焼かれている人間もいます。

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