2022年12月11日 09:00
「日本女性はセンスがいい!」92歳のマリー・クワントが日本を好きだったワケ
ファッションを多くの人に届けることができたのがマリー・クワントです。
専属モデルに求められていたのは…
『マリー・クワント展』展示風景
――マリー・クワントさんは、ご自身もスタイルが良く、ミニスカート姿でメディアに出られてファッションアイコンのような存在になっていました。当時、モデルとして活動されていたとき、マリーさんからは、どんなことを求められましたか?
ウルリカさんfun(楽しさ)を求められていましたし、性格の良さも求められました。ポジティブで熱心に仕事をする、いわゆるプロフェッショナリズムを持っている人をマリー・クワントは求めていました。モデルのチームのなかに、ディーバ的な存在、例えばケイト・モスのような人はいなくて、常にチームワークで物事が進んでいたと思います。チームで仕事をして自らを解放し、楽しく仕事ができる人を彼女は求めていました。
ヘザーさんそれに、インテリジェンス、賢さも求められていたと思います。マリー・クワントのデザインを理解してカラダを動かせる人、デザインを身につけることによる高揚感を伝えることができるような人を求めていました。
――マリー・クワントさんの服を着ると、どんな気分になりましたか?
ウルリカさん気分は良かったですよ。