2022年12月10日 21:30
板垣李光人、『silent』で共演の目黒蓮を“すごい”と思ったワケとは
――10代と20代とで、どんな変化を感じますか?
10代はすごく儚くて、刹那的な年代でしたね。18歳の時に作った写真集にも、そういう危うさが映っていました。仕事も人間関係も不安定だったので、精神的にも脆かったんですけど、いろいろな経験を経た今は、生きる術が身についたというか、足元が固まってきたように感じます。いい意味でも、悪い意味でも。
――いい意味では、精神的に安定してきたということですよね。悪い意味というのは?
10代は、享受するものすべてが薬にも毒にもなって吸収されていきましたけど、今は毒になりそうなものは予め拒否したり、感受したらすぐに捨てたりできるようになってきました。それが生きる術を身につけるってことだと思うんですけど、果たして、僕にとって全面的にいいことなのかどうかはわからないんです。なので、表現の手段においては地に足をつけず、フワフワといろんなことをやっていきたい。
これは、10代の頃から変わらず思っていることです。
――“いろんなこと”の中には、愛してやまないファッションも入っている?
はい。実際にコレクションにも足を運んで、ファッションに関するインプットとアウトプットをしていきたいです。