2022年12月13日 19:00
なだぎ武「濃度が濃すぎて脂汗が止まらなかった」 インド映画『RRR』の魅力を熱弁
なだぎ:“世界最強の肩車”を見た時は、『阿修羅/ミラクル・カンフー』を思い出しました。ラージャマウリ監督の記事に、感情が残るアクションを目指したとあって。ブルース・リーもそうですよね。
R子:人間ができることの限界を超えたアクションという感じがしましたね。あと、冒頭のラーマvs群衆で、ラーマの足を引っ張っている人がいて。“勝ちたいと思ったらそういう泥くさいことやるよね”と、細かいところもよくできていて、それゆえに引き込まれました。
なだぎ:殺陣じゃないんですよね。一方でキメ顔とか、“いちいちうるさい!”みたいな、昔の大映ドラマのようなクサさがあるのもいい。
そして、群衆の中で棒一本で戦ったり、飛んできたバイクを掴んで戦ったりと荒唐無稽に思えるようなシーンであっても、“こいつならいけるんちゃう?”と思わせる説得力がある。R子:ちなみにおふたりが好きなキャラクターは誰ですか?
なだぎ:ラーマですね。この時、絶対ここで死ぬなと思っていたのに違ったし、途中、ヴィラン側かと思いきやそうでもないし、遂に神になって…。観終わった時に、僕はラーマ目線の映画やったんかなと思ったんですよね。
バフィー:僕もラーマですね。