2022年12月14日 21:00
10代でドラッグや違法行為も…映画監督として夢を掴んだ女性の「衝撃的な青春体験談」【映画】
とはいえ、アンジェラとジェシーが小指を絡ませて約束を交わすシーンなどは実際に私が親友としていたことなので、昔を思い出しましたし、自分の人生が映画になる奇妙さみたいなものは感じていたかなと。そのときはこの映画が成功するかどうかはわかりませんでしたが、作っている最中はとても楽しかったので、そういった思いが伝わればいいなという気持ちでした。
―本作のスタッフは女性が中心だったそうですが、女性同士だからできたこともありましたか?
監督そうですね。普段であれば、たくさんの資料と言葉を合わせて説明をしなければいけないところですが、それをしなくてもすぐにわかってくれたので、コミュニケーションが楽にできたのは大きかったです。たとえば、10代女子の部屋がどんな雰囲気かをいちいち言わなくても美術担当の女性は理解してくれました。それは女性カメラマンも同じで、若さを表現する温かみやどんな光で見せるべきかとか、時間がすぐに過ぎてしまう青春の様子など、説明をすることなくすべて思っていた通りに表現してくれたのです。
最近は関わる作品の規模が大きくなってきたこともあり、私がスタッフを選べないことも多いのでいろんな方と一緒になりますが、男性との仕事のほうが増えているような印象を受けています。