2022年12月14日 21:00
10代でドラッグや違法行為も…映画監督として夢を掴んだ女性の「衝撃的な青春体験談」【映画】
そういうときに、各部署において女性がトップになることの難しさを実感することも。女性が選ばれないことに対しては残念にも思うので、また女性が多い現場で仕事ができたらいいなと考えているところです。
好きなことを見つければ、つらい状況からも抜け出せる
―アンジェラとジェシーが興味深いのは、ドラッグはするけれど仕事はしっかりしようとするなど、さまざまな点で相反するような倫理観を持っている人物であることです。バックグラウンドについてはほとんど触れられていませんが、描くうえで注意したことはありましたか?
監督若い頃というのは、誰もが過ちを犯してしまいがちだと思いますが、一般的な家庭であれば、親がいて、自分たちが間違った道に行こうとするのを正してくれるような安定した状況にいます。でも、2人の場合は、自分たちを導いてくれる人がおらず、頼る人もいない状況なので、自分たちなりに正しいことをするしかありません。実際、家賃を払い、仕事をして、制服もキレイに洗濯しようとしますよね。それが彼女たちにとっては正しいことなのです。
ドラッグに関しては、もちろんいまはしていませんし、もうするべきではないと思っていますが、アメリカの若者がカジュアルにすることは珍しいことではありません。