MEGUMI「毎朝作る味噌汁の中に、大事なものが詰まっている気がする」
ところが実際は、冷蔵庫の中を見せてくださいとか、ママタレントとしてのオファーばかり。自分がやりたいことと違っていたから、全部断っていました。
――そうだったんですね。
MEGUMI:27~35歳ぐらいは、仕事も収入も激減していました。それでも、自分が役者でいたいという気持ちは色褪せず、小さい役でもいただいたら、命をかけて演じていました。そのうち、それを見てくれていた監督さんが、次は少し大きい役で呼んでくださるようになって。映画『台風家族』『ひとよ』の出演をきっかけに、ゆっくり回り始めたんです。そして“ブルーリボン賞助演女優賞”をいただき、景色が変わりました。
――MEGUMIさんが演じられる、パンチの利いた役が好きです。
MEGUMI:嬉しい!ぶっとんでる人や、性にだらしない人、そんな役が多いですが(笑)、主役の脇で、クセ強く仕掛けられる面白さがたまらなくて。そこが自分の生きる場所だとわかってきた。せっかくだからぶちかましたいし、爪痕を残してやりたい、という精神です。
――今後の夢や目標は?
MEGUMI:この前も韓国の映画祭に行って思いましたが、日本の作品をもっと海外に届けるための活動をしていきたい。