江原啓之「見えていなかった広い世界が見えるように」 時代を読む“3つの眼”とは
また会社のみならず、今の時代や社会にまで視野を広げていけば、資格を取るにしても、専門性を深めるのがいいのか、あるいは仕事の幅を広げるようなものがいいのかなど、選択肢が広がるでしょう。
そうはいってもなかなか真眼を持つのは難しいと思ったら、ぜひ富士山の孤高の姿を見習って静寂の時を持ってください。今は情報過多の時代。あえて静寂に身を置かないと真の自分を見つめられません。一方、心眼で見たまやかしの選択によって失敗したと思っても、悔やまないで。自分の心の偏りを見つめ、良き成長の糧にするのです。次はきっと真眼で見ることができるでしょう。
神眼
俯瞰して得られるのは時代を先読みし生き方すら変わる神の視点。
真眼よりもさらに広く高く俯瞰するのが神眼。神眼とは「先見の明を持ち、社会貢献まで見据えた神の視点で見ること」です。社会の役に立っているという実感は「在る」ことを肯定され、自信にもつながります。富士山の頂上から眺めていると想像してみてください。自分の欲得より、社会の一部として役に立つことへと、優先順位も変わるでしょう。
真眼によって資格取得を考えるに至った前述の会社員が、神眼を持つとどうなるか。