お正月は七福神巡りのチャンス! 全国“七福神巡り”スポット10選
近代になり、御朱印や御分体をいただく今のスタイルが確立。
「明治時代は文明開化の波に押されて下火になっていましたが、大正時代には人気が復活。神社やお寺の風物詩として定着し、7つの寺社にお参りした記録として印章(御朱印)が押される仕組みも誕生しました。小さな御分体を各参拝所で頒布し、宝船に乗せて全員集合させるというお守りも生まれ、7体全て集まると願いが叶うという願掛けも大人気に。戦時中は中断しましたが、戦後の復興に合わせてお正月を楽しみ、一年の無病息災と商売繁昌を祈る行事として人気がよみがえりました」
七福神巡りをすることで、“七福”のご利益が期待できる。
「お金・仕事・人間関係に関して、良いことは増大し、避けたいことは減少する。これで六福ですね。七福の7つ目の福は、全体が良くなること、といわれています」
お正月は七福神巡りのチャンス。
「通年で開催しているところもあるのですが、地域によって信仰が異なるため、基本的にはお正月の松の日(1月1日~7日または15日)までに行うといいといわれています。新年をおめでたい気分でスタートしたい人は、ぜひトライしてみてください」
七福神
諸説あるが、室町時代の僧侶・瓊春(けいしゅん)