『東京リベンジャーズ』の堀家一希、母親役のガウに「仲良くなれないと思った」と言われた理由
そんななかでも監督や当事者の方と話したり、本を読んで勉強したりというのを積み重ねながら何とか作品として成立するところまでいくことができました。
―役作りのために、撮影で使っていた家に1か月間寝泊まりしていたそうですね。
堀家さんドアの位置に慣れていないとか、そういう細かいところが役に影響してしまうと思ったので、部屋の感じをつかむためにも撮影期間中は住むことにしました。それも役を演じるうえでは、助けになったと思います。
役作りのために、あえて距離を取っていたこともあった
―ガウさんは本格的な演技に初挑戦ということですが、初めてにしては非常に難しい役どころだったのではないかなと。オファーがあったときは、いかがでしたか?
ガウさん実は、最初にお話をいただいたときは、「私ではなくてフィリピンの方を紹介しますよ」とお答えしました。というのも、私はスコットランドとフィリピンのハーフなので、役に説得力がなくなって作品全体が嘘っぽく見えてしまったら嫌だと思ったからです。でも、脚本はすごく面白かったですし、私のお母さん世代が日本に来たときに味わってきたようなことも描かれていると思ったら、自分で演じてみたいなと。