お焼香の流れ、間違えてない? 別れの場面で不謹慎にならない、基本マナーを伝授
「御霊前」は宗教を問わない、「御香典」は仏式、「御花料」はキリスト教式、「玉串料」は神式となる。水引はあわじ結びの結び切りが一般的。氏名は、薄墨の筆や筆ペンを使い、表書きよりも小さな文字で書くこと。また、中包みの裏面に自分の住所と氏名、表に金額を書く。
【弔事の袱紗の包み方】
袱紗の真ん中より少し右に置き1)右、2)下、3)上、4)左の順番で包み、5)最後に余った部分を折り返す。慶事の場合とは逆の包み方なので気をつけて。
Q、お通夜や告別式に参列する時の持ち物を教えて。
A.持ち物は最小限にし仏式の場合は数珠の携行を。
今、日本で行われる葬儀の約8割が仏式。その場合、合掌の際に使う数珠は必ず持参するようにしよう。香典は袱紗に包み、ハンカチは黒や白などのシンプルなものにする。ハンドバッグの色は黒で、光沢のない布製で、装飾のないものがベスト。小ぶりなサイズを選び、必要最低限のものだけを入れる。
【数珠はいつ持つの?】
数珠は、会場に入るタイミングで手に持っておく。房の付け根が真下になるよう左手で持ち、合掌時は合わせた両手の親指と人差し指の間にかけ、親指で軽く押さえる。長い数珠であれば、輪を二重にして持ち、合掌をする時は、両手の中指にかけて行うこともある。