竹野内豊は『イチケイのカラス』入間みちおに似ている? 斎藤工&向井理が明かす
ニターッと笑うところとか、僕の中でも勝手に、みちおと竹野内さんはリンクしていました。
竹野内:みなさんそういうふうにおっしゃってくれるけど、似てませんからね。似てないよ~!
斎藤・向井:あははは(笑)。
向井:こういうところです(笑)。
――確かに、今みちおが見えました(笑)。斎藤さんと向井さんは、この“イチケイチーム”に、参加してみていかがでしたか?
斎藤:月本も弁護士としてみちおや坂間千鶴(黒木華)と新たに関わっていくので、僕と月本はそういう意味では近かった。それがこの作品を映画から初めて観る方の、一つの目線になるといいですね。
向井:ゼロから組み立てるよりはむしろ円滑だと思います。
なんなら、ちょっとひっくり返してやりたい、という願望があったぐらい(笑)。だから、この映画が観ている人を裏切っていくように、鵜城の人物像でも裏切りたかった。どんな作品でも、政治家ってわかりやすく悪い人物像であることが多いけど、それを逆手に取るようなキャラにしたいなって。それで、最後はちょっと粒立てて演じることを意識しました。とはいえ、鵜城の登場シーンは少ないので、他の強いキャラに埋もれないように、短時間で鵜城をどう描いて、物語の中にどうインパクトを残すかは、すごく難しかったですね。