甲斐翔真×古屋敬多「『RENT』って、やっている僕らも毎回感動しながらやってるんです」
1996年にNYで初演されてから現在まで、世界中で愛され続けているミュージカル『RENT』。物語の舞台は、まだエイズが不治の病といわれていた’90年代のNY。古いロフトで暮らす映像作家のマークとミュージシャンのロジャーは、家賃(レント)も滞納中の貧乏暮らし。しかもロジャーはHIV陽性で、恋人をエイズのために亡くしてから家に引きこもっている――。ここでは、そんなロジャー役をWキャストで演じる甲斐翔真さんと古屋敬多さんのインタビューをお届けします。
甲斐翔真×古屋敬多
――甲斐さんは’20年の『RENT』からロジャー役を続投。古屋さんは今回が初参加です。それぞれ稽古場で、周りとどのような関係性を築かれていらっしゃいますか?
古屋敬多:今回の公演は、ほとんどの方が’20年にも出演されていた方々なので、みんな打ち解けていて、カンパニーとしてすでにでき上がっている感じがあって。
僕はもともとシャイなところがあるので、その中に入っていくのに必死で…。
甲斐翔真:全然そうは見えないですよ。
古屋:頑張って自分から近づいてこうとはしてる(笑)。でもこの作品に関わっている方々みんな、すごく愛が深い人ばかりだよね。