モグライダー「改めて、ちゃんと漫才師を目指そうと思った」 ブレイクまでの道のり
エゴサーチしやすい名前でよかったです。錦鯉とかだと、エゴサが難しいから。
芝:エゴサーチ前提って!
ともしげ:結果的に、だよ!
――(笑)。“地下爆走”の状態から脱出できたきっかけは?
芝:コロナがデカかったです。
ともしげ:それまでライブやって、打ち上げで飲んで、バイト先でもかわいがってもらい楽しくやってたんです。それがコロナで、ライブも飲み会も、バイト先もカラオケ屋だったから、本当に全部止まっちゃった。なんのために東京にいるのか、存在意義すら危うくなった時に、芝くんと相談して、より一層頑張るようになりました。
芝:売れないままお笑いライブばかりやってきて、これから一般の生活をしてくださいと言われても、30代後半にもなって何もできなかった。
いま社会に出ても生きていけないと初めて認識したことで、改めて、ちゃんと漫才師を目指そうと思ったんです。
ともしげ:このままヘラヘラ、傷の舐め合いを続けてる場合じゃないってなりましたね。
――’21年の『M‐1グランプリ』で決勝進出し、いわゆる売れるまでに辞めようと思ったことは?特に芝さんは奥さんに「辞めてくれ」と言われていたんですよね。