トム・ハンクスが町内イチの嫌われ者に…「もっとも偉大な役者の1人」と監督が感じた理由
そんな話題作をハリウッドでリメイクしたのが本作ですが、その裏側についてこちらの方にお話をうかがってきました。
マーク・フォースター監督
『ネバーランド』や『プーと大人になった僕』など、感動的なヒューマンドラマを数多く生み出してきたフォースター監督(写真・左)。ドイツで生まれたのち、幼少期にスイスへと渡り、1990年からはアメリカを拠点に活躍の場を広げています。今回は、主演を務めた名優トム・ハンクスの魅力や人付き合いで大切にしていること、そして日本の好きなところなどについて、語っていただきました。
―ananwebでは、映画『幸せなひとりぼっち』を手掛けたスウェーデンのハンネス・ホルム監督にも取材をしていますが、そのときに「観客が気に入ってくれるかどうかを考えると、監督としてのスキルが失われてしまうから、あくまでも自分が感銘を受けるものだけを追い求めるようにしている」とおっしゃっていました。監督は、どのような思いで本作を映画化されましたか?
監督僕も観客に合わせて作ることはできないと思っているほうなので、同感ですね。なぜなら作り手としては自分の愛するもの、あるいは情熱を感じるものにフォーカスするような映画づくりしかできませんし、そうすることが大事だと考えているからです。