小関裕太「人との関わりでは弱音を吐くことも大事」他人を頼れるようになった理由
くらい時間があるんです。
でも、レコーディングでは「もう1回撮り直してもいいですか?」と聞くと、「わかりました。はい、どうぞ」くらい早くて(笑)。台本のページを戻すこともできなければ、心の準備も整っていないということがありました。
―そういう勝手の違いもあるんですね。ただ、声優として得た経験は、俳優業にも影響を与えることになるのでは?
小関さんワンコの声が完成したとき、「自分ってこういう声も持っているのか」と驚きがあったので、それは今後も生きてくると思っています。あと、僕は普段から山本耕史さんのミュージカルをよく拝見しているのですが、プス役の山本さんが歌っているシーンがめちゃくちゃカッコよかったので、僕も歌う声優にチャレンジしてみたいです。これを皮切りに、声優というジャンルにどんどん挑戦して、違う自分を発見したいなと考えています。
―役作りでこだわったところや難しかったのはどのようなところですか?
小関さんワンコはセラピードッグになることを目指しているだけあって、発するひと言ひと言がけっこう刺さるものが多い。それを理解するために、ワンコの育った環境だけでなく、親や友達との関係はどうだったのかということまで想像しました。