稀有な才能で注目、森崎ウィン「ミャンマーでおばあちゃんと一緒に住んでいました」
どの活動も作り上げるまでは苦しい瞬間もあるんですが、どのジャンルにおいても、純粋に全部やりたいと思っているからこそ、やれる環境にいることがうれしいですね。
聴いていると出かけたくなるようなアルバム
――2023年4月19日、2枚目のフルアルバム『BAGGAGE』をリリースされます。まずはアルバムタイトルの意味からお聞かせください。
いろいろなものを詰め込んだアルバムにしたくて、「BAGGAGE」というタイトルをつけました。その名の通り、旅のお供になるような、夏服もあれば冬服も持っていったよね、とさまざまなテイストの楽曲が詰め込まれたアルバムになったらいいなという願いを込めています。――まず1曲目「Move out」はウィンさんが歌詞を手がけられた軽快なバンドサウンドですが、どのようなことをイメージして作られましたか。
楽曲が先行だったので、曲を聴いたときに、出かけたくなる曲だと感じました。僕はキャンプをやることがあるのですが、仕事というルーティンから抜け出して、キャンプのような全然違う旅に出かける瞬間をイメージして歌詞を書いていって。
普段いる場所から抜け出して新しい世界の扉を開けるように、旅先でのハプニングさえもプラスにとらえたり、最終的にはいま世界で戦い合っているところからも抜け出してほしい思いも込めたり。