明治時代の斬新ヌード画も! 重要文化財の「意外な秘密」が明かされる展覧会
東京・竹橋で、東京国立近代美術館70周年記念展『重要文化財の秘密』が開かれています。本展では、重要文化財として指定された「明治以降」の美術作品をまとめて展示。価値あるアートを見られるだけでなく、名品に隠された意外な秘密など、アートの歴史も楽しむことができる展覧会です。
オール重要文化財の貴重な展覧会!
『重要文化財の秘密』会場入り口
【女子的アートナビ】vol. 287
『重要文化財の秘密』では、重要文化財として指定された明治以降の作品を展示。日本画や洋画、彫刻、さらに工芸も含めた51件を、会期中に展示替えをしながら紹介しています。
そもそも重要文化財とは、なんでしょう?
国宝とは、どう違うのでしょうか?
重要文化財とは、日本にある有形文化財のうち、「製作優秀で我が国の文化史上貴重なもの等について文部科学大臣が定めたもの」。そのうち、特に優れたものが「国宝」に指定されます。
現在、日本にある重要文化財は10,872件。
いっぽうの国宝は、906件。1万以上もあるなら、あまり貴重な感じがしない…と思ってしまいそうです。
ですが、実は明治以降の近代美術で重要文化財に指定されているのは、わずか68件のみ。