永瀬正敏「いまだにデビュー作を最後まで観れない」役者を40年間続けられた理由
永瀬さんいろいろとお話はいただきますが、監督は絶対にしないですね(笑)。それよりも、脚本を作ったりとか、座組を考えたりとか、映画の土台づくりをするのは楽しそうだなと思っています。みんながいろんなところからアクションを起こしていけば、これからもっとおもしろくなる気がしているところです。
―楽しみにしています。それでは最後に、ananweb読者にメッセージをお願いします。
永瀬さん僕が何かをアドバイスできるような立場ではありませんが、ここ数年でいろんなことが起き、当たり前だったことが当たり前にできなくなった経験をして、普通に暮らしていくことがどれほど貴重なのかを僕も痛感しました。だからこそ、毎日笑顔で楽しく生きてほしいです。そして、たまにはぜひ映画館にも足を運んでください。
インタビューを終えてみて…。
この連載には何度かご登場いただいていますが、約1年振りとなる永瀬さん。お会いするたびに、映画に対する愛の深さと真摯な姿勢には感動を覚えます。そして相変わらずのかっこよさは言うまでもありませんが、本作ではギターを弾く姿にもしびれますので、ぜひご注目ください。
不条理な世の中に立ち向かえ!
さまざまな苦悩を抱えつつも、戦うことを諦めないパンクな男たちの生きざまを描いた本作。