『変な絵』が33万部突破! ホラー作家・雨穴が明かす“ぞっとするもの”の書き方
ぞっとするけど見たくなる。日常と地続きの世界にある違和感を描き出した作品などで多くの人から熱い支持を集めるホラー作家でありYouTuberの雨穴さん。大ヒット中の長編小説『変な絵』をはじめとする作品の作り方を直撃しました!
――名前の由来を教えてください。
名前をつける時に自分は何が好きなんだろうと考え、思い浮かんだのが雨と穴でした。どちらも、ちょっと落ち着く暗い感じのイメージで自分に合っているなと。作風とのリンクは特に考えていなかったですが、後々になって考えると作風に合っていたなと思います。
――黒いボディと白い仮面の姿は、一度見ると頭から離れません。
ネットで活動を始めるうえで、一番目立たない格好は何かと考えた時に、歌舞伎の黒衣のような真っ黒な裏方みたいな姿がいいと思ったんです。
でも、意外と黒衣は顔部分の構造が複雑で、自作するのが難しく仮面で代用したんです。すると普通の格好よりもずっと目立つようになってしまいました。
――動画や小説は、どのように作られているのでしょうか?
どの動画も小説も最初は小さなアイデアから始まっています。私はもともと面白系のウェブメディアで活動していて、そういうメディアではちょっとしたアイデアや大喜利的な考えをもとに記事を作るんですけど。