終活をする92歳女性から最後のお願い…タクシー運転手を巻き込んだ予想外の結末【映画】
パリは大好きな街ではありますが、そこで撮影をしようとすれば、本当に大変なことですからね。ただ、初めてのことだったので、撮影に入る前に正しいやり方を見つけるまでに時間はかかりました。
日本は独自の文化を持ち、別世界のように感じる
―日本ではパリに対しては憧れを抱いている人は多いと思いますが、監督は日本にどのような印象をお持ちですか?
監督これまで日本には2回訪れたことがありますが、初めて来日したのは『戦場のアリア』を公開したとき。東京で開催されたフランス映画祭では観客賞をいただくことができ、日本のみなさんに受け入れられたことに感動しました。日本というのは島国なので、独自の文化や強いアイデンティティがありますが、それを守ることに努力している国でもあると思うので、僕からすると別世界のようにも感じています。
―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。
監督本作のマドレーヌは、周りからされるがままではなく、自分自身で選択して生きてきた1人の女性です。ですから、日本の方々にも「自分らしくあれ」というのは伝えたいと思います。
日本の女性たちが置かれているいまの状況はわかりませんが、フランスでは50年ほど前から女性も男性も同じように扱われるべく動いているところです。