小6で親に黙って芸能事務所の面接を受け…桜井ユキ、夢を追って進み続けた軌跡
一通りの仕事を覚えた中堅社員だけど、本当はコピーライター志望で悶々とする中、叔父のホストクラブを相続する話が降ってわき、歌舞伎町の世界へ。同世代の女性として、キャリアに迷う久美子に対して、共感できるところは?
桜井:私は、俳優としてのスタートが遅めだったので、自分の気持ちにリミットがかかっていたような状態でした。その頃のことを考えると、今の私がキャリアを変えるような大きな変化の波に乗れるかといったら躊躇してしまうかと思います。なので、久美子のまったく違う世界に飛び込んでいける勇気は、とても尊敬できます。
――キャリアの初期に、ご自身の気持ちに「リミット」をかけていたというのは?
桜井:俳優としてのスタートが遅かったこともあり、同年代の方々の活躍を見ると、自信を失ってしまうこともありました。それでも時間は過ぎていきますし、やらない後悔よりもやった後悔のほうがいいと思い進んできました。いま振り返ると、こうして主演ドラマもやらせていただけるようになって、諦めずに進み続けてきてよかったって本当に思います。――諦めずに進んでこられた理由は?
桜井:自分から何かやりたいと親に初めて言ったことが、役者でした。