“韓国のトップスター”チョン・イルが熱望「日本の俳優とコラボレーションしたい」
この役を演じたからといって、今後も刺激の強い役を演じたいというわけではありませんが、これからはいままでよりも幅広い役柄やいろんなキャラクターを演じることになるんじゃないかなとは思っています。
―本当に素晴らしい演技でしたが、演じる際に気をつけていたのはどのようなことですか?
チョン・イルさんパッと見たときに、もしかしたらギウは悪役のようにも見えてしまうかもしれません。でも、そうならないようにしたいと考えていたので、ここに関しては監督ともよく相談をしました。というのも、彼にとって家族はこの世のすべてであり、生きる理由。それを表現するために、家族といるときは底抜けに明るくし、家族を失ってしまったときとの感情の差をうまく見せることにしました。
監督からも「後半の感情的な部分よりも、家族と一緒にいる前半でいかに幸せな姿を見せられるかが大切。それができてはじめて、ギウが抱える痛みがしっかりと理解できるようになる」と何度も言われたほどです。それだけに、子役の子どもたちといかに仲良くなれるかが大事でした。
ハードな現場で支えとなっていたのは、責任感
―なるほど。では、ご自身にとって印象的なシーンといえば?
チョン・イルさん途中でヨンソンという女性に通報されてギウが子どもと逃げるシーンがありますが、監督にはここが一番重要になると言われました。