石井杏奈「私の顔も原形をとどめていない」 『ガチ恋粘着獣』での狂気的な表現にも注目
コミックではその目まぐるしく移り変わる、狂気じみた表情や言動が象徴的。
「確かに過激ですよね(笑)。でも表の顔と裏の顔は誰にでもあるはずで、琴乃もそうならざるを得なかったんだろうなと。撮影前日には翌日撮影するシーンの琴乃を原作で確認して、なるべく自分が受けた印象のまま演じるように心がけました。なので、私の顔も原形をとどめていないと思います(笑)。編集や音楽もあいまってドラマでは原作とはひと味違う表現を楽しんでいただけるはず」
現在ドラマは折り返し地点にあり、最終回に向けて物語は佳境に入る。
「コスモくんとリアルで対面し、日に日に琴乃が琴乃としていられなくなる。喜怒哀楽、あらゆる感情が極限に達します。
私自身も本番が近づくにつれ手の震えが止まらなくなったり、目の焦点が合わなくなったり。感情が極みに達するとどうなるか、身をもって体感しました。余談ですが、感情の極みを演じる作業はダンスに近いんです。サビで魅せたい時はAメロBメロの表現をあえて抑制したりして逆算するのですが、お芝居もそれと同じでリズムが大切で。……最終回まで見どころはたくさんありますが、最終的に琴乃がどんな幸せを手にするか、見届けてほしいです。