soraya「普段生きていて味わえないようなすごいものに触れる醍醐味がジャズにはある」
をはじめ自分が今まで聴いてきた洋楽はジャズとの共通点がたくさんあることを知って。そこからもっとジャズが好きになりました。
――壷阪さんはボストンでジャズを勉強されたそうですね。
壷阪:はい。バークリー音楽大学院で勉強しました。そこではジャズ以外にもポップスやR&B、映画音楽などいろんな音楽をやっている友達ができて、一緒に演奏をしたんですけど。みんなジャズの語法を持っているからこそセッションできるところはありました。
――帰国してsorayaを結成されたいきさつは?
壷阪:大学は卒業したもののコロナ禍で演奏活動ができなくなり、日本に帰国しました。
ちょうどその頃に紅奈ちゃんがはっぴいえんどの「風をあつめて」をカバーしているのをYouTubeで見て。それまでジャズベーシストとしての彼女しか知らなかったから「歌うんだ!」って驚きだったのと、素晴らしいなと思って。ホームシック気味だったのか(笑)、日本語の歌が心に沁みたんですよね。
石川:私はジャズベーシストとしてもソロでも活動をしていますがsorayaでは季節も時間帯も関係なく、どんなときにも聴けるようなポップスをやりたいなと思って始めたんです。