源泉掛け流し、滋味深い野菜料理で養生を…東京から2時間で行ける大人の温泉宿
東京から箱根登山鉄道の箱根湯本駅まで2時間とちょっと、駅からはバスで5分ほど。もとは茶室だったという茅葺き屋根の母屋で、自家製のしょうが湯をいただきながらチェックインを済ませ、部屋に案内されると、そこから先は自分だけの時間だ。華美さはないけれど清潔に整えられた部屋はトイレと洗面所もあって快適。外には箱根の山の緑が広がり、眺めているだけでほっと安らぐ。
大浴場も客室同様、無駄を排したシンプルモダンな造り。特筆すべきなのが、「あつ湯」「適温」「ぬる湯」と、温度ごとに3つに仕切られた浴槽だ。好みの湯温を心ゆくまで楽しむもよし、ぬる湯から適温、あつ湯に入ってまたぬる湯へ…と、無限ループにはまるもよし。極上の「無」の時間を心ゆくまで堪能できる。
もしやり残した仕事があるのなら、夕食前に片付けてしまうのもいい。部屋ごとに機器が設置されているおかげで、Wi‐Fi接続が実にスムーズ。もちろんお気に入りの動画だってサクサク見られる。ワーケーションスタイルも、好きなことだけ、のリトリート滞在も。思うままに過ごせる。
体が内側から整う、滋味深い野菜料理。
夕食の膳に並ぶのは、地元の農家や自家菜園から届く、露地栽培の無農薬野菜の料理。