“寝起きにまずはヨーグルト”を避けたほうがいい理由とは? “菌と腸活”7つのQ&A
A. 善玉だと思っていたら悪玉に…。善悪を分けるのは実は難しい。
「一般的には、乳酸菌やビフィズス菌など体にいい影響をもたらす菌を善玉菌とし、体に害を与える菌を悪玉菌としています。でも、例えば善玉菌と考えられているA菌がある食材をエサにして良い物質が増えたとしても、別の食材をエサにした時に体に悪い影響を及ぼす物質を出したら、今度は悪玉菌とされます。もちろん、病原菌のように明らかに有害な菌はいますが、その他の多くの菌については、善か悪かは菌が決めているわけではなく、私たちが食べたもので菌が何を作るかで、変わってくると考えられています。善玉か悪玉かの考え方自体、この先難しくなってくるかもしれません」
Q. 菌を取り入れる上での注意点があれば教えてください。A. “ばっかり食べ”をやめてより多くの菌を腸内に育てて。
「特定の種類の菌が偏って存在している状態を“ディスバイオーシス”といい、様々な病気の原因になると考えられています。
善玉菌だけがいればよいわけではなく、大事なのはいろいろな役割を分担できる菌が種類豊富に揃っているかどうか。ディスバイオーシスを防ぐために注意すべきことの一つが、“ばっかり食べ”です。