くらし情報『“寝起きにまずはヨーグルト”を避けたほうがいい理由とは? “菌と腸活”7つのQ&A』

“寝起きにまずはヨーグルト”を避けたほうがいい理由とは? “菌と腸活”7つのQ&A

前述したように、私たちが食べたものが菌のエサになるため、同じ食材ばかりを食べていると、偏った菌が増えてしまいます。菌の多様性、つまり腸内環境のダイバーシティを高めるためにも、いろんな食材を食べましょう」

Q. 菌を取り入れるのはどの時間帯がよいのでしょうか?
A. 副交感神経が優位になる夜間、そして空腹時ではなく食後がおすすめ。

「腸は副交感神経が優位になっている時間帯である夜や寝ている間に活発に働きます。消化・吸収の早いドリンクタイプがいいのか、他の食品と一緒に消化されながら働くのがいいのか、また、小腸と大腸で働く菌の種類は違うので一概には言えませんが、菌の特性や働く場所を意識して、夜間に腸で働いてもらえるように摂るのがいいでしょう。ただし、空腹時に菌を摂ると、酸に強いといわれている菌でも胃酸にやられて弱ってしまうので、胃酸が薄まっている食後に取り入れるのがベスト。“寝起きにまずはヨーグルト”は避けたほうがいいでしょう」

國澤 純さん国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBIOHN〈ニビオン〉)ヘルスメディカル連携研究センターセンター長。病原細菌やワクチンの研究から視野を広げ、腸内環境がもたらす免疫への影響についての研究も行う、菌のスペシャリスト。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.