映画史に残る不朽の名作揃い! 珠玉の短編の数々を紹介
1929年から’39年に、ディズニー・スタジオの若きクリエイターたちが作り出した『シリー・シンフォニー』75本の短編のうちの一つ。有名な童話をもとに描かれた作品も多い。© 2023 Disney
【Disney】『ドナルドの魔法使い』(1952)
ハロウィンの夜が舞台。
魔女が正義の味方!?
魔女のヘーゼルが空を飛んでいると、お菓子をもらいに来た甥っ子たちにイタズラをするドナルドを発見。3人と協力し、魔法の力を使ってドナルドに一泡吹かせようと画策する。© 2023 Disney
短編作品は映像新時代を切り拓いてきたショーケース。
最近の短編作品は、次世代を担う若手クリエイターたちを育てる場として有効活用している。
「特にピクサー・アニメーション・スタジオは、新作を出すたびに作品を効果的に見せるための新技術を開発しています。短編だからこそ新しいことにどんどんトライできる。長編の本編に併せて最新の短編も劇場公開されることが多いのですが、短編の『BAO』でアカデミー賞を受賞したドミー・シー監督は、『私ときどきレッサーパンダ』の監督に抜擢され話題に。短編は、新しい才能を発掘したり、先進的な技術を実験的に試す、ショーケースとして重要な役割を果たしているんです」