喉が渇いたと感じたらすでに軽い脱水症!? 真夏のカラダを守る“5つの基本栄養学”
糖質とタンパク質が体内で結びついたAGEは細胞の働きを低下させ、体調不良や老化を引き起こす。タンパク質の調理法によってはAGEが増えることもあるという。
「揚げる、焼く、炒めるなどの高温調理ではAGEが増えやすく、生、茹でる、煮る、蒸すといった低温調理ではAGEが増えにくいと考えられています。ただし、酢やレモンに含まれるクエン酸にはAGEを抑える働きがあります。肉や魚を酢やレモンで下味をつけてから焼いたり、揚げた魚を南蛮漬けなどにすればAGEを減らすことができます」
クエン酸には疲労回復効果も期待できるので、夏場はお酢とレモンのフル活用を。
5、ファイトケミカルに注目。旬の夏野菜は食べれば食べるだけいい。
植物が、紫外線や害虫から身を守るために作り出す匂いや色素、それらの成分の総称を“ファイトケミカル”と呼ぶ。
強い抗酸化作用があるファイトケミカルを含む野菜を食べれば食べるほど、カラダの酸化を防ぐことができるというわけ。
「夏野菜ならトマトに含まれるリコピン、カボチャのβ‐カロテン、ナスのアントシアニンなどが代表的なファイトケミカルです。抗酸化作用で知られる成分ですが、酸化だけでなく抗糖化の作用も期待できます」