脱水症&熱中症になっていないかチェック! 正しい対処法も医師が伝授
脱水症とは、体内の水分が足りず、日常生活や生命活動に支障をきたしている状態。汗をかくと水分とともにミネラルも抜けて、だるさを感じてくる。
「体内の水分は、排泄や汗以外にも、皮膚や呼気などから気づかないうちに蒸発していきます。その量は、成人では900~1000mlにも及びます。夏は気づかないうちに軽い脱水になっていることも多いので、渇きを感じる前から水分補給するクセをつけましょう」
CHECK
・喉が渇いている。
・唾液が出ず、口がパサパサしている。
・体がだるく、脈が速くなっている。
・尿の色が濃く、少量しか出ない。
もしなってしまったら…
【ACTION1】水分と塩分を速やかに補う。
【ACTION2】湿度が低く、涼しい場所に移動。
【ACTION3】吐き気や下痢などを起こし、体調が回復しない場合は医療機関へ。
喉やくちびる、皮膚に乾きを感じたら、何はともあれまずは水分の補給を。夏場の脱水は、発汗によって水分とともにミネラルも奪われるので、何も入っていない真水よりも、ナトリウムやカリウムが入ったスポーツドリンクや、水分吸収が早い経口補水液がおすすめ。めまいやふらつきなどの不調を感じたら、水分補給後に涼しい場所で安静に。