柳楽優弥&川栄李奈「いろいろ楽しい現場だった」 『オレは死んじまったゼ!』撮影裏話
柳楽:視点も独特で、映像の可愛い色合いの中にモノクロ画像を取り入れたり。おしゃれでカッコいいセンスを感じました。
――登場する主な幽霊を演じたのは、元ホストの桜田和彦を演じた柳楽さん、元看護師の佐々木咲を演じた川栄さんほか、賀屋壮也さん(かが屋)、長澤樹さん、三遊亭好楽さん。全7話のドラマで、毎話、それぞれの生前の人生がしっかりと描かれていますが、この作品の魅力をどんなところに感じていますか?
柳楽:生きていて、そんなに思い通りにいかないなと思うことは誰にでもあると思うんです。わかっていても生前はそれに向き合わずにいて、死後になってようやく自分の生前の人生に向き合い始めるというのが、この物語のテーマ。一つ屋根の下で暮らす幽霊たちはもともと、ホスト、看護師、芸人、女子高生、千利休…とキャラクター設定も面白くて、いろんな人に共感してもらえそう。
川栄:幽霊たちの個性が強くて、バックグラウンドも全然違いますが、1話見終えるたびにすごく心温かくなりました。それから、例えばホストクラブのシーンでは、ワインボトルのコルク部分に小さいカメラをつけたり、器の中から撮ってみたりと、斬新なカメラワークも楽しめると思います。