菅田将暉「役者が“職業”になりました」 転機となった『ミステリと言う勿れ』が映画化
例えばゲームって、四天王を攻略するまではとにかくやり続けるじゃないですか。レベル上げしてないで寝ろよって思うんだけど、やっちゃう(笑)。で、四天王を倒したらまだ次はあるんだけど、一回寝て、リセットしようみたいな。それに似ています。実際はコロナ禍になったことで、少し計画が狂って。そんな時に『ミステリと言う勿れ』のドラマに出合って、よし、もう一回頑張ってみるか、って気合を入れ直しました。だから転機になった作品でもあるんです。
――一区切りしたところで得たものはありますか?
難しいけど…役者が“職業”にはなりました。
(「au三太郎シリーズ」で)鬼ちゃんをやり始めたり、『民王』『溺れるナイフ』に出演した22歳あたりからお芝居を面白いと思うようになりましたが、10代の頃からそれまでは、役者で食べていくとかそういう意識はなかったから。もちろん、仕事があることほど幸せなことはないとは思ってはきましたけど。
――役者さんって、就職活動みたいな区切りがないですもんね。
そうなんですよ。でも“菅田将暉”という芸名で生きていくんだと、腹を決めた感じはします。
――ドラマ、映画、CMと出演し続けている様子を見て、勝手なイメージですが、もらった役や作品を淡々と演じ切る印象があって。