ヨーロッパ企画・上田誠&諏訪雅&永野宗典「25周年ですし、劇団員たちがワクワクする企画を」
ってところから始めようと思ったくらいです(笑)。
永野:僕が警部の役なんですが、群像劇でみんなが勝手に推理しだすから、邪魔くさくて仕方ないです。
上田:「推理をするな!」っていう決め台詞が生まれたぐらいですから。
諏訪:でもみんながまくし立てるように自分の言いたいことを言ってるのって、まさにヨーロッパ企画って感じの群像劇になってると思う。
上田:ミステリーってある材料を最初にざっと出して、ロジックでそれを収れんさせていくものだけれど、演劇…というかコメディは、要素がどんどん出てきて場が散らかっていく様子が面白かったりする。それを両立させられないかというのが、今回の狙いでもあります。
――タイトルの絶妙なユルさも秀逸。
上田:演劇は結構作家主義ですけど、僕らはタイトルも合議制です。
でも毎回超コメディらしいタイトルですから、発表するのに勇気がいるんです。演劇界で馬鹿にされないだろうかとか、もうちょっと文芸チックな方がカッコつくかなとか思いながら、ひたすら痩せ我慢してる感じ(笑)。諏訪:僕らはつねに判断基準が面白いか面白くないか、ですからね。
永野:ふたりは関西人なんで笑いにむっちゃ厳しいんですよ。