くらし情報『悩みを解決するヒントが見つかるかも? 書評YouTuberが偉人たちの哲学名著8冊を解説』

悩みを解決するヒントが見つかるかも? 書評YouTuberが偉人たちの哲学名著8冊を解説

失恋をして立ち直れない時に…坂口安吾「恋愛論」(『日本文化私観』に所収)
悩みを解決するヒントが見つかるかも? 書評YouTuberが偉人たちの哲学名著8冊を解説


恋と愛の違いを説く“精神の巨人”の名エッセイ。
「恋愛論」は、恋や愛をめぐる日本語やその概念を説明しながら、恋愛の本質に迫るエッセイだ。「恋愛論とありますが、むしろ失恋した直後の慰めになる失恋論。恋愛は一時の幻影、恋愛では人は満たされない等々、恋愛の愚かさを笑うのですが、〈恋愛は、人生の花であります。いかに退屈であろうとも、この外に花はない〉と、恋愛がなければ人生自体の意味がなくなるようなものだとも書かれているんですね。
人間は不条理を受け入れ、それを乗り越えることで成長し、人生の意義を見つけ出していく生きものなのだというエールに、励まされます」
講談社文芸文庫/¥1,540

悩みを解決するヒントが見つかるかも? 書評YouTuberが偉人たちの哲学名著8冊を解説
坂口安吾(1906‐1955)小説家。第二次世界大戦前から戦後にかけて活躍。戦後の本質を鋭く洞察した随筆「堕落論」、小説「白痴」の発表により、地位と人気を確立。無頼派と呼ばれる作家のひとり。

アバタローさん書評YouTuber、Book Community Liber管理人。早稲田大学文学部卒業。趣味の読書の延長で立ち上げたYouTubeチャンネルの登録者数は現在38万人超。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.