アイナ・ジ・エンド「全身全霊で歌っています」“Kyrie”として得た新境地
私は小林さんが歌っていると思って歌っているんですが、そういうことも本当に楽しくて。だから、小林さんが作った曲でも、自分が作った曲でも何も変わらず、全身全霊で歌っています。
――劇中ではKyrieの青いワンピースも印象的でしたが、アルバムのジャケ写も青いドレスですね。
“Kyrieブルー”といいますか。劇中で広瀬すずさん演じるイッコさんが、初めて服を買いにKyrieを連れ出していった際、「これなんてどう?」と青いワンピースをかざしてくれるんです。初めて買ってもらった衣装がブルーで、Kyrieも大切にする色として、ジャケ写でもブルーの衣装を着ています。
――『キリエのうた』に続いて、岩井監督自らリメイクした1992年制作の深夜ドラマ『夏至物語』の【完全版】で主演されたそうですね。再度のお芝居はいかがでしたか。
まず『夏至物語』自体は、1992年と同じような雰囲気のところもありますし、不思議なお話でした。演じるのも、すごくやりやすかったです。多分、岩井監督と感性が似ているからそう思えたのだと感じますが、岩井監督の現場しか経験したことがないので、ほかの方とご一緒したら本当は女優に向いていないとなるかも。