アイナ・ジ・エンド「全身全霊で歌っています」“Kyrie”として得た新境地
もちろんね、さびしさはそれと同じぶんありますけども。
――アイナさんの心に羽が生えたんですね。
そうかも! 心境の変化は、自由になったことが一番大きいですね。
岩井俊二×小林武史×アイナ・ジ・エンドによる名作
――10月18日に「Kyrie」としてのアルバム『DEBUT』をリリースされます。すべての楽曲を小林武史さんがサウンドプロデュースし、劇中で流れる音楽とは異なるアレンジでアルバムに収録された作品ですが、アイナさんも作詞作曲に携われていますね。映画主演だけではなく、Kyrieとしての音楽制作もあるとお話を聞かれたときは、まずどう思われましたか?
実は映画の主演を務めさせていただく段階で「曲を作っていつかアルバムにできたらいいよね」という話も出ていたんです。でも、ここまで完成された作品を作ることができるとは考えていなかったですし、小林さんもプロデュースなどに加わってくださるなんて夢のようで、本当にうれしかったです。
――以前、別の機会に『キリエのうた』のお話を聞かせていただくことがありましたが、岩井俊二監督は「アイナはすごいんです」と小林さんに紹介されたとおっしゃっていました。