アイナ・ジ・エンド「全身全霊で歌っています」“Kyrie”として得た新境地
――アイナさんご自身の曲作りは、主にギターで作っていかれるのですか。
そうです。コードはわからないので、ポロンとギターを鳴らして好きな音を並べたうえで、ボイスメモにとってDTMに落としていくというスタイルです。自分の曲の作り方もさまざまなんですが、ギターで作った曲は「キリエのうた」が初めてでした。
――それまではどのように作曲していんでしょう?
DTMで打ち込んでみたり、口で全部歌ってあとでコードをつけたり、いろいろなやり方で作っていました。ギターで曲を作ることはやったことがなかったので、今回、きっかけをくださったなと思います。――音楽制作において、一番ご苦労されたところはあるんでしょうか。
撮影時期が、ちょうどBiSHの解散までのラストスパートの時期だったので、とにかく忙しくて。
2本同時にツアーをまわったり、夏は個人でジャニス・ジョプリンを努めた主演舞台があったり。ひと息つく間もなく1年が過ぎ去っていくなかでの曲作りだったので、毎日1、2時間しか寝ていなくて、精神的にも追いつめられたことはありました。
――大変でしたね。でも倒れることなく作品が完成しました。
人間うまくできてるんだな、と思ったんですが、限界に近づいてくると勝手に病気になるんですよね。