堀潤「シェアリングエコノミーが広まれば、働き方も暮らし方も、もっと自由になる」
シェアが広がると、既存のサービスもより使いやすいものになっていきます。
石山:今は環境問題も待ったなしの状態ですから、大量生産・大量消費をやめて、モノを多く作らない代わりに、消費したものに付加価値をつけて再利用するシェアは、サステナブルなビジネスモデルです。これまでは、すべてを自分で買って所有しなければいけなかったところから、シェアをすることで、自分も得をしますし、地球も嬉しい。そんなライフスタイルを選んでいただきたいですね。
自分は何をシェアできるか考えてみよう。
堀:シェアライフを広げていくためには、「こんなものをシェアできるよ」と、もっと世間に知らせていく必要があるんじゃないかなと思います。
石山:必ずしも得意なことやポジティブなものだけでなく、悩みや弱さを分かち合うこともできますよね?
堀:そうなんですよ!コロナ禍になった直後、「あなたの不安は誰かのニーズです」と呼びかけて、Zoomで100人くらいの人を集めて話してもらいました。NPOの方々にも参加してもらい、掲げられた問題に対して、解決できそうなものは申し出てもらうというマッチングができました。
弱さをシェアすることは、誰かのサービスを強くすることにもなるんですね。