ひとり骨董市を開催!? ヴィンテージショップのオーナー・eri「今のモノ作りに必要なのは、愛着」
ヴィンテージショップ『DEPT』のオーナーでアクティビストとしても注目を集める存在のeriさん。“何かを独り占めするよりももっと大事なことがある”と、私物をシェアする真意とは?
自分が集めてきたものをシェア。
中目黒のショップ『DEPT TOKYO』2階にて“ひとり骨董市”を開催。eriさんが20年かけて買い付けてきたアイテムの中から、自分のコレクションとして大事にとっておいたさまざまなものを自由に並べ、フリーマーケットスタイルでシェアする。今後も不定期で開催予定。
大事だと思うものこそシェアしていきたい。
8月のある日、eriさんがインスタグラムに投稿をする。「今までやってこなかったフリーマケットなるものをやる決意をいたしました(中略)ひとり骨董市をひらきます」。
ヴィンテージショップのオーナーとして世界各地で買い付けをして、さまざまなものを集めてきた。古いものの中に宿る価値や魅力を発見し、また最近では環境問題や社会課題に積極的に取り組み、どんなものを選ぶことがこれからの私たちに必要かについても発信をしている。彼女が、大事に集めてきたものを惜しみなく放出したという。自身のコレクションを解き放ち、多くの人にシェアしようと思ったのは、なぜなのだろう?
「個人的に年齢へのこだわりは特別、持っていないつもりだったんです。